鳥取ループ・示現舎は、「解放同盟や行政などは自分たちの機関誌や書籍などには地区名を書いている。なぜ、私たちが同じように部落の地区名を掲載したり、部落地名総鑑を出版・ネット公開してはいけないのか」と、主張している。 まず、前提として「部落地名…
「私は差別しない。でも親戚が・・・。世間が・・・」、結婚差別をする親たちの常套句だ。反対するのが親であれば、説得する対象が明確であり、対応も考えられる。 しかし、親戚やいとこの将来の架空のパートナー・親族まで、持ち出されて反対されてしまうと、カッ…
9月24日(日)午後1時~、ABDARC主催のイベント「私たちの部落問題Vol.2」が東京・渋谷の「LOFT9」で開催されます! 9月25日(月)14::00~、東京地裁で「全国部落調査・復刻版」裁判の第6回口頭弁論があり、裁判にあわせた前日のイベントです。 ⇒詳…
2017年6月16日、東京高裁は「復刻 全国部落調査」出版禁止の仮処分決定について、横浜地裁判決を支持する決定を下しました。※昨年4月に示現舎(川崎市)が、「部落地名総鑑の原点」と題した本(全国の被差別部落の所在地が書かれた一覧リスト「全国部落…
tubame-jiro.hatenablog.com ◆蓮舫代表が戸籍公開 民進党・蓮舫代表が「国籍問題」で戸籍の一部を2017年7月18日に公開した。部落解放同盟中央本部は14日午後、民進党本部を訪問し、戸籍公開を求める発言が党内から起きていることに対する抗議をおこない…
鳥取ループ・示現社のMらの行為は、部落問題をあまり知らない人からすると、一見、「ヘイトなの?」とわかりにくい。 彼は決して、ネット上でも、路上でも賤称語を使い「部落民を殺せ!」などとは叫ばない。その意味では「彼らの行為はヘイトなの?」と思う…
「部落差別解消推進法」(以下「推進法」)が施行されて半年が経とうとしてます。国からの指示を待つまでもなく、各地の自治体で「推進法」の周知徹底の取り組みが始まっています。いつくかの先駆的な取り組みを紹介します。
私たちの部落問題のイベントが6月上智大学で開催されます。東京近郊の方はぜひ!「部落問題の今」について学べます。 ◆ Lecture「初めての部落問題」 齋藤直子(大阪市立大学特任准教授) 「ネットと部落差別」 川口泰司(山口人権啓発センター) ◆Talk Event …
www.telesa.or.jp プロバイダ関係の4大業界団体が、ヘイトスピーチと同和地区の所在地情報の差別的掲載を禁止しました! 今後、この「契約約款モデル」を各サービス会社に実際に導入させる取り組みが必要となります。 課題としては海外のプロバイダは適用さ…
大阪・日之出の教科書無償化闘争 教科書無償闘争と言えば、高知・長浜の闘いが国を動かす決定的な闘いとなった。しかし、実は、その前段として京都・大阪の闘いがあったことは、あまり知られてない。当時、20代だった部落の青年たちが差別と貧困により、教…
今日は、全国の小中学校で入学式・始業式。新学期になると、いつも教科書が無償(タダ)で配られる。 すべての小中学校の教科書の裏に、かかれている言葉がある。 「この教科書は、これからの日本を担う皆さんへの期待をこめ、税金によって無償で支給されて…
(1)増えている行政への「問い合わせ」 都府県や市区町村役場、隣保館などへの同和地区の問い合わせは、年々増えています。 1995年~2015年まで、過去20年間で確認出来ただけでも207件(『あいつぐ差別事件』『解放新聞』等で確認)の差別問…
行政書士・司法書士などによる戸籍不正取得事件 弁護士や司法書士、行政書士などの8士業の人は、「職務上請求書」を使用するれば、他人の戸籍や住民票を自由に取ることが出来ます。 この間、探偵社や調査会社などが行政書士などに依頼し、他人の戸籍等の個…
横浜地裁は3月16日、鳥取ループ・示現舎が「仮処分決定」の取消しを求めた「保全異議申立」を棄却しました!裁判所があらためて『全国部落調査・復刻版』の「出版禁止」と「サイト掲載禁止」の判断を下しました。 【今回の判決のポイント】
◆水平社博物館前での差別街宣の動画 ネット上の差別情報を内面化し、自分たちの「正義」を叫び、路上でマイノリティに対するヘイトスピーチを行い、その動画をYouTubeにアップする。ヘイトスピーチは、在日朝鮮人に対してだけでなく、被差別部落に対しても行…
先日、大阪で「部落差別解消法」公開研究会があり、参加した。近畿大学の奥田均さんから「部落差別解消法」の意義と課題についての講演があった。以下は、講演概要の一部。 1、「部落差別解消法」制定の背景
内田龍史さんの講演録「データーで見る部落問題」を読んだ。結婚差別の具体的な事例2件を読み、胸が締めつけられた。一人は、私も知っている青年だった。 涙を流し、その事を語ってくれた、彼の顔を思い出した。 彼は結婚差別を受け、ボロボロになり、自死…
大阪府民からの通報で発覚 2007年1月、大阪府に府民から「土地調査会社(リサーチ会社)」が部落差別につながるおそれのある調査や報告をおこなっている。行政から是正して欲しい」との通報があった。その後、調査が行われ事件の解明が行われた。 マンショ…
1、「部落民以外はすべて差別者」「解放同盟が差別と言えば、何でも差別」とデマを流し続けた日本共産党 「部落民以外はすべて差別者」→「解放同盟が差別と言えば何でも差別」→「糾弾(暴力・リンチ)」→「同和利権」=「だから、部落差別がある」】 そう叫ん…
1,土地差別とは? 「部落差別は、利害が絡んだときに顕在化する」と言われる。そのうちの一つが不動産売買における部落差別。いわゆる土地差別と言われている。 住宅購入に際して、同和地区を避ける市民が多くいる。各地の意識調査を見ても、約半数近くの…
先日、解放運動の活動家の先輩がなくなった。その地域で、たった数世帯でも解放同盟員として、部落解放のために、最後までがんばってきた先輩だった。 ボクの住んでいるところは、解放運動が弱い地域だ。だから、葬儀の度に弔電と花束の名前に、解放同盟や人…
八鹿高校事件の友人の投稿で、紹介されていた本。著者の秋山良さんに、許可をもらったので、本文の八鹿高校差別事件のところを、一部抜粋して紹介させていいだきます。 詳細は、ぜひ本書を購入して読んでください。矢田教育差別事件の事も書かれています。 …
ネット上では「糾弾=暴力リンチ=八鹿高校事件」の図式 部落問題をめぐる議論で必ず出てくる「糾弾」。そして、それを否定的に取り上げる象徴的な事件として、この「八鹿高校差別事件」がある。 先日の部落差別解消法案の参議院法務委員会の質疑でも、共産…
①「旧同和地区」という言い方 「部落差別解消推進法」をめぐる国会審議のなかで、被差別部落のことを「旧同和地区」と呼ぶ議員がいた。ボクはすごく気になった。 「特措法がなくなったのだから、同和地区はない」「実態調査で行政が、誰が同和地区出身かを特…
先日、大阪で開催された「全国人権・同和教育研究大会」に参加し、阿久澤麻理子(大阪市立大学)さんの講演を聞いた。 テーマは 「差別に抗する教育の創造に向けて~ヘイトに抗し、マイノリティのエンパワメントに向き合うこと~」の講演。 在特会・ヘイトス…
部落差別の現実は、どうなっているのか? 日本共産党は、先日の参議院法務委員会で「部落差別解消法」の審議の時に、各地の意識調査の結果に対して有田議員から差別の現状認識を問われたとき、身元調査や結婚忌避をする回答があっても、現実はそんなに発生し…
①ネット上の人権侵害に対する現状 現在、ネット上における人権侵害に対して、基本的に行政は、主体的に対応していません。法務省も自らネットパトロールをして削除要請などはしていません。 基本的に法務省が市民から人権侵犯事案として削除要請の依頼があれ…
①「全国部落調査」復刻版出版事件 2016年1月、鳥取ループ・示現舎の宮部らは都内の大学図書館で『全国部落調査』を発見し、現住所を追加した全国の同和地区一覧リストをネット公開しました。 そして2月5日、『全国部落調査復刻版』を4月1日に出版すると…
①ネット版「部落地名総鑑」の公開 現在、ネット上では鳥取ループ・示現舎によって「部落地名総鑑」が公開され、「同和地区WIKI」のコピーサイト、類似サイトが無数に拡散され、電子図書化し販売されています。 1936年に政府の外郭団体である中央融和事業協会…
◆ネットで拡散・助長される偏見と部落差別今回の部落差別解消推進法が制定された背景のひとつに、ネット上に部落差別の深刻化があります。 今、ネット上で「部落差別」や「同和問題」などのキーワードで検索すると、差別的情報が圧倒的です。行政や研究所な…