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部落差別は、今 ~TUBAME-JIROのブログ~

当事者の声、マイノリティの視点、差別の現実を踏まえた情報発信をしています。

娘と私の「初めての水平社宣言」

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今週の日曜日は、地元で解放同盟の定期大会。
 小6のうちの娘が、開会行事で水平社宣言の朗読をする事に!

必死に水平社宣言を練習する娘を前に、

「もっと感情を込めて」「どんな意味があるのかを考えて」と言いながら、

内心はいろんな思いがこみ上げ、涙を必死にこらえながら、一緒に練習していました。

 

 「パパ、見本見せてみて」と言われ、娘の前で、初めて、水平社宣言を暗唱しました。

水平社宣言に込められた、当事の人たちの思い。そして、私の娘への思い。

6年生の子にしたら、難しい言葉がたくさんある。

でも、今から95年前当時の部落の人たちの思い、水平社宣言の力を肌で感じながら、その一言一言のメッセージに、娘の目がどんどんと変わっていくのが分かりました。

読み終えたあと、娘の目は真っ赤になっていました。

私は、どこか、感じるところはあった?と聞くと、

「誇り得る人間の血は枯れずにあった。犠牲者がその烙印を投げ返す時がきたのだ」

「吾々がエタである事を誇り得る時が来たのだ」

「卑屈なる言葉と怯懦なる行為によって、祖先を辱しめ、人間を冒涜してはならぬ」のところと答えました。

その他にも、

「ここも、あの部分もすごく、伝わってきたと」、

水平社宣言の文言を指さしながら、涙目になりながら興奮して語りました。

 
 「なんか、この宣言を読んで、堂々と胸を張っていいんやって、生きる元気みたいなものをもらったと」との一言。

 

昨日は新しい教科書を持って帰ってきた子どもと、教科書無償の話をしました。

今日は、社会科の教科書にある水平社のコラム、部落史のページをみました。
部落差別の事が教科書に書いているページを見る度に、興奮する娘。

 

実は、今年の正月、我が家に差別ハガキが送られてきました。

第一発見者が娘でした。その後、子どもと部落差別について、いろいろな話をしてきました。

「エタ死ね」と書かれた差別ハガキ。

あの時、娘はその言葉の意味があまり分かっていませんでした。

でも、水平社宣言を読みながら、子どもなりに、その「エタ」の意味を、しっかりと受け止め、引き受け、投げ返そうとする子どもの姿を感じました。

「法律上、部落出身者なんかいない。だから、部落差別もない」と主張する人たちがいます。

たった一言の「エタ死ね」と書かれた言葉で、傷つき、それと向き合う人たちがいる事を、知って欲しい。

社会的存在としての「部落出身者」は「いま、ここ」にいる。

 

最後に娘が言いました。

「人の世に熱あれ、人間に光りあれ」
この部分が、まだ分からないと・・・・。

さあ、週末の本番まで、娘と一緒にこの最後の言葉を意味を考えながら、水平社宣言を通して、いろんな事を親子で語り合いたいと思います。

 

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